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2016.12.13 Tuesday
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ジャングルにいたデズモンドが突然、海に向かって走り出し、溺れていたクレアを救出した。チャーリーとハリーはデズモンドに何か秘密があるのではと疑い始める。ロックは海岸で待つ仲間を動揺させないために、エコーの遺体をジャングルで密葬する。フラッシュバックでは、デズモンドが抱える苦悩とハッチの爆破の真実が明らかになる。
【明かされる過去】
ハッチの地下でキーを回した瞬間、デズモンドはロンドンの町にいた。島から脱出できたと思ったが、実は過去のロンドンで、実際に体験した事をもう一度繰り返していた。記憶が蘇る。デズモンドは愛するペニーと同棲していた。デズモンドはペニーと結婚する為、ペニーの父親チャールズに会いに行くが、全く受け入れてもらえなかった。
ペニーにプレゼントする指輪を買いに行くが、予算が足りないデズモンド。そこの店主に予算に合う指輪を勧められるが、いざ購入しようとすると、売ってくれない。彼女は不思議な力の持ち主で、未来の事が予想出来てしまうのだ。
今でも思い出すよ。ある朝のこと、木の皮の下に繭を見つけたんだ。繭には穴があきかかっていて、ちょど、蝶が出てこようとしてるところだった。わたしは蝶が出てくるのを見たくてしばらく待っていたんだが、あんまり遅いものだから、だんだんじれったくなってきた。そこで、温めてやろうと思って、そっと息を吐きかけてみた。少しでも早く温まるように、精いっぱいがんばったよ。すると、奇蹟が起こった。私の目の前でね。普通ならあり得ないような速さで繭が裂けて、蝶が這い出してきた。
そのときの恐ろしさは、一生忘れられんよ。出てきた蝶は、羽が折れ曲がって、つぶれていたのさ。かわいそうに、蝶は全身を震わせながら、羽を広げようともがいていた。何とか手伝ってやろうと、わたしも息を吹きかけたが、そんなもの役にも立ちはしなかった。
本当は、あの蝶はもっと時間をかけて繭から出るべきだったのだ。羽だって、ゆっくりと陽の光を浴びて、少しずつ伸びていくはずだったのだ。でも、今やどうすることもできなかった。私に息を吹きかけられたせいで、蝶は、まだ準備が整わないのに、くしゃくしゃの羽のままで繭から出てきてしまったんだ。蝶はしばらく苦しんでいたが、数秒ののち、わたしの掌の上で死んでいった。
小さな亡骸だったが、今もわたしの良心に何よりも重くのしかかっているよ・・・。人はな、急いではいかんのだ。じれてはいかんのだよ。堂々と胸を張って、外から与えられるリズムに従うのが本当なんだよ。
- ニコス・カンザキス『その男ゾルバ』
”他のものたち”に監禁されているケイトとソーヤを解放することを条件に、ベンの依頼を引き受けるジャック。しかし手術が始まると、ジャックは思わぬ行動に出る。檻から脱出したケイトとソーヤの前には新たな試練が待ち受ける。ベンの手術に関してジュリエットがジャックに持ちかけた取引が”他のものたち”に発覚してしまい、そしてジュリエットがこの島へやって来た経緯も明らかになる。
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