ちびこっぷと愉快で楽しい冒険の日々
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龍の空

東の空に龍が居た
終わり行く五月を寂しがる様に

そして 五月最後の夜は
早すぎた夏の熱気を 雨が沈めて
まるで 秋の夜のように
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雲が騒ぐ日

雨と雨の間の日
空が雲で騒いでる日
そんな空を眺める
とても忙しなく流れて行く雲
ゆっくりと現れて 長くそこに留まっている雲
現れたと思ったら すぐに消えて行く雲
進化する様に どんどん形を変えて行く雲
雲一つない青空
それはそれで気持ち良いのだけれど
たくさんの白い雲が騒ぐ日
そんな空が 心を静めて
そして 気持ちを穏やかにしてくれる
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春を刻む


春を待ちわびていた青が
その青を
慌てた様に 濃くしてゆく

この季節に乗り遅れまいとしているのか
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SAD FACE


レトリバーが3匹、気持ち良さげに日向ぼっこをしている
じゃれ合って、楽しそうにしている


昔、そこに その場所に
悲しげな顔をした仔が いつも居た
冬の寒い日も 雨の日も
夏のうだるような暑い日も
いつもひとりぼっちで 繋がれていた



今は居ない その仔は 虹の橋で誰を待つ
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オレンジ色に


死ぬ時は夕陽に包まれて
朱色になって死にたい

子供の頃
夕陽を自転車で追いかけた

地球の自転と同じ速さで
夕陽を追いかける事が出来たら
ずっと夕陽を見続けられるのに

けして 追いつかずに
離されずに
そしたら ずっと
朱色を浴びていられるのに
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文字を送る 言葉を送る 気持ちを送る


言葉は届かない事がある
言葉が届かないと
気持ちが伝わらない

でも

言葉が届いても
それが間違ってとらえられると
やはり
気持ちは伝わらない
というか
間違って伝わってたりする

そんな時
メールって
文字を送るって作業は
便利なだけで
実は
たいしたことないなと思う

顔を見て
話せれば
それが一番なんだろうけど
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